十二単のかさねの色目をコーデに生かす~ひな祭りのルーツ下鴨神社「京の流し雛」へ(3)

こんにちは~ あねっさです

本日もご訪問いただきありがとうございます


ひな祭りのルーツ~下鴨神社「京の流し雛」へ(2)桟俵と光琳の梅~の続記事です


京の流し雛では古来からの左上位の考え方で、向かって右が男雛(おびな)で左が女雛(めびな)の夫婦雛ですね

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この左上位の考え方は礼法科で始めに学びますが

古代中国の宮殿の構え「天子北辰に座して南面す」


つまり南に向いて座ると左手が東になりますよね~

太陽は東から昇り西に沈むので左が上位、右が下位となったともいわれます


逆にヨーロッパでは右上位ですが、その理由は東を向くと太陽が右にあるので右上位とも、また弱い女性を護るため男性が女性の右側に立ち左から女性を抱き右手に剣を持ち戦う騎士道からともいわれているそうです(ん?今は女性のほうが強いですが)

この左上位の考え方のルーツは古事記や日本書紀の神話にも興味深いものがあってまだまだ神秘のベールに包まれているようで~これまた興味深いです

毎年記事に書いてきましたが

このひな人形の並び方は関東では向かって左が男びなになりますが…男雛が左右どちらでも正解でしたよね(^^♪

はじめての方はこちらもどうぞ→ひな祭~七段飾りの並び方と意味





そして着物ビトにとって興味深いのが女びなの方がお召しの

唐衣裳装束(からきぬもしょうぞく)

俗に十二単(じゅうにひとえ)と呼ばれる平安時代の上流階級の女性の晴れの盛装です




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ほんとうに美しい装束の着付け(衣紋道)で、とってもお似合いですね

檜扇(ひおうぎ)は扇ぐためではなくお顔を隠すためのもの


はじめに小袖(肌着)を着て長袴をはき、その上に萌黄色の単(写真の三枚目)を着てから

五枚以上の袿(うちき)を重ねて打衣(うちぎぬ)、表衣(うわぎ)を着け、いちばん上にこの写真では桃色の丈の短い唐衣(からぎぬ)を着ます

何枚も重ねる袿はこの写真の薄い桃色からだんだんと濃くなっていく紫の衣ですね。その後、五枚でセットの五衣(いつつぎぬ)と呼ばれました

ちょっと間違いやすいのですが

十二単とはたくさんの~という意味ですので十二枚重ねているわけではなく

この袿のかさねの色目をどれだけセンス良く多く重ねるかが、ステータスとされ

最高で40枚もの袿を重ねることもあったとか

ちなみにこの時は10枚の袿で14~15キロですので、40枚となると。。。20キロ越え(+o+)

平安時代のお洒落って体力勝負だったんだな~(゜.゜)



この襲(かさね)の色目が本当に素敵だと思われませんか~


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徐々に濃い色に重ねていますが逆に薄い色を重ねていくこともあり

基本はありましたが、このかさねの色目をどうチョイスして重ねるかはその方のセンスしだいだったとか

美しい四季の移ろいを細やかな情感をこめて歌に詠むことが教養のひとつとされた平安時代

240種類ものかさねの色目があったといわれます


今回十二単のかさねの色目は夜から徐々に花をつけて強くなる

梅の花の匂いを色の変化であらわしたそうです


光琳の芳しい梅の匂いが思わず浮かびました









また

吉岡先生の大好きな本の




桃の三枚かさね…菱餅の色みたい




桃色の唐衣が桃の節供にぴったりだな~と心がほっこり癒されました

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おすべらかしの髪に長いウエディングベールのような裳(も)も気品があって美しかったです

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季節の移ろいのちょっとした変化を感じる感性を古の貴人から学ぶことで

今の着物コーデにも活かせそうですね

意外と平安時代の方が自由な発想だったんですね



奥順 はたおり娘の結城紬に勝山織物のイズニック更紗をコーデ
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エヘヘ~桃の三枚かさねをイメージした。。。つもり  (^^♪

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ふむふむ

これまで学んできた着装や礼法、また京都のお出かけなどが点と点で結びついてくる感じです

やっぱり和の文化は全てつながってきますね!

ますます面白くなってきました


次は舞妓ちゃんへ


続きます




ちょっとねえさん~もう一記事夜にアップするって言ってたのにどうしたんですか~

朝の楽しみが無くなって困るんですよーとシスターズよりクレームあり 

あ。。。ゴメンね~バレた?あのね。。。ネッチャッタのよね~気づいたら朝だった  笑

着物で梅を見てきました~と読者の方からメールも頂戴し嬉しい!


寒の戻りもありそうですが明日もファイトですね!

ではまたあした♡






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非公開コメント

こちらこそ!いつも丁寧なコメント返し頂き嬉しいです。
ありがとーございます!

なべさまへ

そうなんですよ。
私も学ぶまでは勘違いしていましたもの!
皆さん同じですよー!
知らないことは何も恥ずかしい事じゃないですから✌️
知った事で次のステップアップになってますます着物が好きになってきますよ
今日はお返事早いでしょ 笑
真摯な、なべさまのコメントほんとうに嬉しいです💓
ありがとうございます!またコメントよろしくです😊

本日もはんなり心癒される優しい記事、ありがとーございます(≧∇≦)
十二単、私てっきり十二枚のことだと思っていました👀
母から、「十二枚よりもっとたくさん重ねることもあるのよ」と教わりましたが、それって二十四とか三十六とかだと思ってました(@_@)
お勉強させて頂きました(笑)
プロフィール

anessa

Author:anessa
【お仕事】
臨床検査技師
超音波検査士(消化器、循環器領域)
総合病院で勤務し37年目になります

出身地は大阪府豊中市
京都市に在住し同じく37年です。

キモノが大好きな個人のブログです♡
仕事がお休みの週末に着物仲間といっしょに着物で京都や歌舞伎・文楽・能などの伝統芸能やコンサート、食事会など色々楽しんでいます。

10年前に着物を学び始め和装文化の奥深さに感動。
キモノに憧れてキモノを始めた皆さんに大好きになっていただきたくてブログを始めました。

1校目で2年学び何か物足りなさを感じ、現在2校目の学校、装道礼法きもの学院で着装科教授科まで学んだ後、着装の認可教室資格取得。現在は装道礼法科高等師範科で礼法を学んでいます。
これからも日本の伝統文化である着物の素晴らしさを次代に伝えていきたいと思っています♡
また1人でも多くのキモノ愛好家が増えて、着物っていいな~って、日々の元気パワーに繋がるようなブログを目指しています❣
どうぞ宜しくお願い致します(^^)


◆資格
公益社団法人 全日本きものコンサルタント協会認定
きものコンサルタント3級
礼法講師8級

◆あねっさ流7K攻略法とは?
 日本の民族衣装である美しいキモノに憧れて振り袖や浴衣は着られる方は多いのに、それから先の和装を楽しむ方がなぜ、激減してしまうのか?をキモノ好きへの道を阻む7つのK(危険因子)として…
①着かたがわからないKIKATA
②価格が高くて不透明KAKAKU購入方法が解らないKOUNYUU
③管理が難しそうKANRI
④着ていく機会が無いKIKAI
⑤着こなしが難しそうKIKONASHI
⑥格・TPOなどの決まりごとが難しそう(KIMARIGOTO)
⑦自分で髪型のアップができないKAMIGATA
をあげて、これら7Kを攻略し、綺麗(kirei)と感動(kandou)の2Kに変えてキモノライフを楽しむヒントを書いております^^

◆このブログの登場人物
♥シスターズ:信愛なる着物仲間たち
♥H子先生:尊敬する着装の恩師
♥にゃんこ:
はっちゃん(八兵衛)2016年1月に捨て猫で保護されてあねっさ家へ 人が大好きな甘えん坊な男のコ
花梨 2016年6月に捨て猫で保護されて八兵衛の妹分になる!好奇心いっぱいで行動派の女のコ
クロスケ 2017年10月に捨て猫で保護されて末っ子になる。何でも食べちゃう食への執念たるや凄まじく…あねっさ家のタイフーンニャンコです 笑

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