武士の命を守った紐~江戸組紐 平田紐「貝ノ口両面亀甲組」を体感

こんにちは~ あねっさです

本日もご訪問いただきありがとうございます

以前の記事で

約10年前の着物初心者の若葉のころは帯締めにもこんなに違いがあるなんてこれっぽちも知らなくて

ドンドコさんでおまけに付いてきた『値ごろやさん』の帯締めと

『ええもんやさん』の帯締めには格段の締め心地のちがいを知った私

はじめての方はこちらも→帯締めや帯揚げにも明らかな違いがあった



そこから江戸組紐に興味が出て井登美さんに資料を頂いたので資料を参考に簡単にまとめてみますね






●織物や編み物より歴史が古い組紐

組紐の歴史は古く、飛鳥・奈良時代に仏教の伝来と共に中国から日本に伝わりました

平安時代には王朝貴族の冠や衣裳を美しく飾る複雑で豪華な組紐がつくられ

室町時代に入り禅、茶道、華道の世界で好まれ日本独自の様式美を持つ装飾品として完成されます

時代が武家社会に移ると武具として鎧や兜の武具、つまり約20キロはある鎧や兜を支える紐として使われました



兜の紐は首へかけるため伸縮性の良いもの、肩は刀では切れないようにきつく、腰より下は水に入っても軽く動きやすいように~と

用途と部位によって組み方も工夫され、また組紐を組むことは武士にとって絶対条件、組めないと一人前とは認められなかったそうです。

ナルホド!平安時代はきらびやかな王朝文化で装飾に使われていた組紐も武家社会に入ると武士の命を守る武具として使われた~つまり命をつなぐ紐だったんだ

組紐が組めなきゃ命にかかわりますもんね~



●江戸深川の芸者が組紐を帯締めに


そして天下泰平の江戸時代に入ると武具は必要なくなりますよね~

その代わりに武士の道中着を工夫した羽織から羽織紐が生まれ町人文化が花開き


はい!着物ビトならみなさんご存じの

江戸深川の芸者が亀戸天神の太鼓橋を真似て結んだ「お太鼓結び」が大流行し、それにともなって組紐が帯締めとなり今の江戸組紐へ受け継がれています。

それまでは帯そのものが紐の役割だったんだけど、

やるね~当時のファッションリーダーの深川芸者のおねえさんたち




私はこれまで

平田紐の綾竹よろい組と貝ノ口浮舟撚金糸を締めてみて、その締め心地の素晴らしさにぞっこん惚れていたので




先日

井登美さんで、やっと出逢った

江戸組紐 平田ひも




貝ノ口両面亀甲組




貝ノ口のように固く組まれた紐ということから命名され、

こちらもぐんま200の純国産の絹が使われています。

寺内智子さんという経歴何十年というベテランの方が約60時間かけて組まれます

平田紐ではひとつの組紐の技術をひとりが受け継ぐそうです



60時間ということは朝から晩まで頑張っても1か月に6~7本しか組めないとっても希少な組紐です。



もともとは太刀の緒や下げ緒に使われていた丈夫さが特徴で、固いだけでなく引っ張るとぐっと伸びる伸縮性が特徴。


なので20キロもの鎧を支え武士の命を守った江戸組紐は女性の帯を支えるくらい何て事はない!ってことですね

貝ノ口両面亀甲組とは

江戸時代、徳川家御三家・御三卿にのみ使用が許された紐で普通の貝ノ口より格が高いとされています





はんなりお里帰り会で初おろし




先に体感していたSちゃんと

色の配色も寺内さんの感性で組まれるので唯一無二のオンリーワンの色



これ~ほんとうにすごいです(^^)/

帯締めを一旦両手で持って、前にグググーーっと15センチはすっごく伸びるんですが

結んだあと10センチくらいググッと戻る

その残った5センチがカラダと一緒に呼吸してくれるので、まったく締め付け感が無いのに全く緩まないんですよ

浅田綴の締め心地に似てるなぁと感じました


モチロン寺内智子さんにはお会いしたことはありませんが

手織りの至高の組紐の素晴らしさを体感し、実際の組み方を一度拝見してみたいな~と思った私たちでした






紬などのカジュアルから格上のフォーマルまで幅広く活躍してくれますし


華やかで上品な色のグラデが着物と帯の格をよりアップしてくれます。

これから間違いなく出番が多くなると思います


着物の〆となるたった1本の紐。。。


帯締めは帯と同じくやっぱり大物だった




こちらもご参考ください~平田紐サイト→平田紐サイト







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みなさま~ついに明日


お天気になりそうですね~

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ではまたあした♡




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キモノが大好きな個人のブログです♡
仕事がお休みの週末に着物仲間といっしょに着物で京都や能・歌舞伎・文楽などの伝統芸能やコンサートなど色々楽しんでいます。

装道礼法きもの学院 着装科教授科まで学んだ後、着装の認可資格取得。現在は礼法科高等師範科で学んでいます。
私の夢は、いつの日か子供たちに和装の素晴らしさや礼法そして日本の伝統文化を伝えていくことです♡
また1人でも多くのキモノ愛好家が増えて、日本の和の文化を愛していただけるようにキモノ大好きな皆さまの日々の活力源になれるようなブログを目指しています。
どうぞ宜しくお願い致します(^^)

◆資格
公益社団法人 全日本きものコンサルタント協会認定
きものコンサルタント3級
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